【出前講座】「やさしい日本語」による国勢調査の応接について
掲載
- 開催日 :
- 2015年6月25日(木)13:00-13:30
- 会場 :
- 松江県合同庁舎
- 参加人数:
- 28人
島根県統計調査課が開催した平成27年国勢調査第2次市町村実施事務打合せ会で、外国人住民に対する「やさしい日本語」での応接について説明しました。
国勢調査は日本に住んでいる外国人住民も対象となります。調査員は外国人世帯を訪問することもありますが、中には、外国語ができないことに不安を感じる調査員の方もいらっしゃるかもしれません。
* 2014年1月1日現在、島根県には、外国人のみの世帯が3,053世帯ある(総務省「住民基本台帳年報」より)。
しかし、平成23年度に島根県が実施した「島根県在住外国人実態調査」の結果から、県内の8割以上の外国人住民は簡単な日常会話であればコミュニケーションすることができると考えられます。
そこで、 日本語が全くできない外国人住民は少なく、「やさしい日本語」による応接が有効であることを、ご説明しました。そして、「やさしい日本語」の手引きなどの資料を用いて「やさしい日本語」への言い換えルールや、応接例について解説しました。
言い換え例:
(もとの文)「ふだん住んでおられる全員についてご回答いただくことになっております。」
(やさしい日本語)「住んでいる人全員のことを書いてください。」
今後、各市町村において、調査員への説明会が行われることになっているそうです。今回出席された市町村の担当者から、外国人住民の日本語の理解度や「やさしい日本語」のことについて調査員に伝えていただき、国勢調査の役に立てていただくことを期待しています。
担当: 仙田