2023災害時外国人サポーター養成研修(東部会場)・外国人住民のための防災研修(安来市)を開催しました
掲載
- 開催日 :
- 2024年1月28日
- 会場 :
- 安来市役所
- 参加人数:
- 災害時外国人サポーター養成研修 19人、外国人住民のための防災研修 13人
災害時外国人サポーター養成研修(東部会場)を安来市で開催しました。
東日本大震災等で外国人支援の経験がある多文化共生マネージャーの目次敦美さんを講師にお迎えし、災害時に外国人が直面する課題や求められる支援等についての講義、やさしい日本語の練習や、避難所巡回の演習などを行いました。
当日は、あわせて外国人住民のための防災研修を開催しました。日本の災害や防災についての話を聞いた後に、心臓マッサージの練習とAEDの体験、水消火器の練習をしました。予定していた起震車で地震の揺れ体験は、雨のため中止となりました。
研修の後半は、災害時外国人サポーター研修の参加者と外国人住民のための防災研修の参加者が一緒に活動しました。避難所の受付で記入する避難者シートを書く練習をし、段ボールベッドやパーテーションで避難するスペースを確認したり、発電機や簡易トイレの説明を受けました。
その後、非常食を食べながら交流をしました。今回はお湯で白米のアルファ米を作り、レトルトカレーをかけました。温かくておいしく、グループでの会話が弾んだようです。アルファ米を水で作るとどのような食事になるのか気になるところでしたが、配布したアルファ米を使って自宅で試してもらいたいと思います。
災害の時に助け合えるように、日ごろから顔の見える関係性を作り、地域の防災力が向上することを期待しています。
災害時外国人サポーター養成研修参加者の感想
- 外国人を支援するとき、具体的にどんなことに気をつければ良いか、サポートの流れを理解できてよかったです。
- 講義で学習したことを頭では理解していたつもりでも、実践してみると、上手くいかなかったり、“聞かないといけない”という気持ちが先行し、相手に寄りそったコミュニケーションができなかったりと反省や気づきが多くあり、勉強になりました。
- 「やさしい日本語」で話すことが難しかったので、もっと勉強したいです。
- 地域に住む外国人と交流する機会になってよかったです。
- ダンボールベッドやトイレを初めて見たり、非常食を食べたりしてみて、避難所での生活をイメージできて良かったです。
- 普段からのコミュニケーションを取っていないと、災害があってからではとても難しいと思いました。日本人はあたり前と思っていることを言葉で伝えるのは難しいです。
外国人住民のための防災研修参加者の感想
- 雨で起震車がなくなって残念でしたが、AEDとCPRを体験できて良かったです。必要な人が居たら助かると思います。この事業を続けていって欲しいです。
- とても内容の濃い研修でした。とても勉強になりました。災害への備えがさらに深まったと感じます。
- とても役立つ充実した内容で、すごく勉強になりました。演習のおかげで将来必要になったときすぐに使えると思います。
担当: 横田