開催日 :
【1日目】3月2日(土) 【2日目】3月9日(土)(全2回)
会場  :
オンライン(ZOOM)
参加人数:
【1日目】26人 【2日目】22人
当センターでは、県内の外国人住民が、行政窓口、学校や病院などで、安心して 必要な手続きやサービスを受けられるよう、文化やことばの橋渡しによるコミュニケーション支援をおこなってくださるコミュニティ通訳ボランティアを養成、登録、派遣しています(制度についてはこちらをご覧ください)。

そこで、毎年、新規ボランティアの養成と、既存ボランティアのスキルアップを目的に、コミュニティ通訳ボランティア養成講座を開催しています。 

2023年度は、一般社団法人全国医療通訳者協会(NAMI)から代表理事の森田直美先生をはじめとする知識・経験豊富なベテラン講師陣をお迎えして、医療通訳に焦点を当てた講座をオンラインにて開催しました。

主な内容

3⽉2⽇(⼟) 9:30-16:00

【講義】
・社会の中で通訳が果たす役割
・通訳倫理
・通訳技術(院内での流れ、受付、問診票の記⼊、守秘義務や通訳者の位置、コミュニケーションの取り⽅など)
【⾔語別ロールプレイ練習】
・内科、検査、⼩児科など

3⽉9⽇(⼟) 9:30-16:30

【講義】
・通訳倫理(ケースワークを含む)
・通訳技術(シャドーイング、リプロダクションの練習など)
・通訳派遣の準備(グループワークを含む)
【⾔語別ロールプレイ練習】
・産婦⼈科、狭⼼症など
【SICコミュニテイ通訳ボランテイアの活動についての説明】

1日目、2日目とも、午前は合同で通訳に関わる講義を受け、午後からは英語・中国語・ポルトガル語の言語別に分かれ、午前の講義を踏まえつつ医療の通訳場面を模したロールプレイ練習を行いました。

講義では、ペア/グループワークやケーススタディを活用し、受講者自ら考え、意見を出し合いながら知識を吸収し、ロールプレイでは、コミュニティ通訳の場面を疑似体験しながら、実践練習をしました。

参加者の声

  • 実践的で発話機会が多くてよかったです。
  • リアルな内容で、良かったです。覚えておきたい定型句がいくつか出てきましたので、マイ辞書に書き加えます。
  • 普段何となくで訳してしまっていましたが、漏らさずに訳すことを求められたので、とてもよい練習になりました。他の方が訳した部分を聞けたことも、とてもよい勉強になりました。
  • 難しい部分もありましたがとても楽しかったです!先生から都度修正やアドバイスが頂けるのは本当に貴重な経験でした。
  • 全体的にレベルが高かったです。かなり実践的で鍛えられそうだなと思いました。また、通訳現場のスピード感や求められるレベルを知れたのでよかったです。
  • 次回以降も参加したいです。

講師の先生方が、親しみやすく、ご自身の経験を踏まえながら丁寧に指導してくださるので、オンラインとは思えない距離の近さを感じました。そのうえ、教え上手、励まし上手で、受講者の緊張を上手にほぐしながら、言葉とやる気をどんどん引き出してくださいました。

おかげで、2023年度は、登録面接の要件を満たした対象者12名のうち10名の方からボランティアへの登録面接希望を受け、順次登録手続きを進めています。  

2024年度は秋ごろに養成考講座の開催を予定しています。詳細が決まりましたら、当センターのホームページなどで広報いたします。関心をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひご参加お待ちしております!!