ブラジル・サンパウロ市出身の山本さんは、出雲市で旅行関係の会社を設立し仕事をされています。出雲での生活の様子や新型コロナの影響について話を伺いました。


SIC:出雲にはいつ来られたのですか。

山本さん:15年前に来日し、岐阜県の工場で働きました。4年前に出雲に来て工場で働きました。約1年半前に旅行関係の自分の会社を作って仕事をしています。出雲では夫と2人で暮らしています。

旅行が大好き

旅行が大好き

SIC:普段はどのような生活をされていますか。

山本さん:9時から5時まで仕事をしています。趣味で、オンラインでピラティスをしたり家の近くでランニングをしています。仕事の関係もあるのですが、旅行が大好きで日本や海外にたくさんいきました。日本食は大好きで、すしやラーメン、ハンバーガーがいいですね。ブラジルの食事はあまり懐かしくならないです。

SIC:島根はいかがですか。

山本さん:出雲の自然は大好きです。キララ多伎や野波海水浴場などのビーチで海を見るのがすきです。出雲大社もいいですね。父や母が亡くなったときは、お参りしました。
島根にある美術館も何回も行きました。足立美術館は3回行きました。日本の庭はきれいです。

SIC:地域の方と交流はありますか。

山本さん:日本人の友人と出かけることがあります。家に招待されて食事をすることもあります。日本人の人とは日本語教室で会いました。

お好み焼きいただきます

お好み焼きいただきます

SIC:日本語はたくさん勉強しましたか。

山本さん:はい。自分で会社を作りたかったです。会社では文書やメールを日本語で書かないといけないです。自分で書けるように日本語を勉強しています。自分で会社をやると、周りの人は在宅で仕事ができて楽と思っているかもしれないですが、自分一人でやるのは大変です。17時まで仕事の時間にしていますが、ブラジルにいるお客さんとやり取りをするときは、時差のため夜中に対応することもあります。

SIC:言葉や生活のことで困ったことはありましたか。

山本さん:日本語でのコミュニケーションは困ることがあります。会社の手続きでは日本語が難しいので特に困ることが多いです。

SIC:行政や地域の人にお願いしたいことがありますか。

山本さん:日本語教室は、日本語のレベルや回数をもっと増やしてほしいです。今は日本語の個人レッスンをやっています。日本人の友達と一緒に出掛けることも勉強になります。また、日本の文化を体験できる機会があるといいです。サンパウロでは日本の文化を紹介するイベントが毎週のようにあり参加していました。日本にいるのにブラジルのときよりもそのようなイベントが少ないです。

白川郷で記念撮影

白川郷で記念撮影

SIC:新型コロナウイルスの影響はいかがですか。

山本さん:必要な外出しかしなくなりました。買い物や外でできる運動ぐらいです。
以前は地域のイベントにも参加していましたが、新型コロナで人が集まるところには参加しなくなりました。国籍にかかわらず家で集まって楽しんでいる人はいるけど、私はできるだけ控えています。県外にも行かないように気を付けています。以前は仕事の関係もあって年に11回くらい旅行していたので、大きな変化です。まだまだ旅行していないところがたくさんあるので、旅行したいです。
仕事の収入は、新型コロナで少なくなりました。ただ、仕事の量は増えました。新型コロナで国の規制が変わるのでいつも情報収集をしておかないといけないです。情報収集の時間は、収入にはつながりません。

SIC:ブラジルのコロナはどうですか。

山本さん:ブラジルも新型コロナで大変です。ブラジルには姉が2人いますが、元気なので安心です。私自身ブラジルに頻繁に帰ることはないので、ブラジルとの行き来に不便を感じることはありません。家族とはオンラインで話しているので、あまりブラジルに帰りたいとは思いません。


■最後に
自分で会社を立ち上げ仕事をするために日本語の勉強を頑張っておられる様子が伺えました。旅行が大好きで海外旅行も国内旅行もよく行かれていましたが、新型コロナの影響で旅行も断念。旅行関係の仕事にとっても、趣味の旅行にとっても、自由に移動できる日が早く来てほしいですね。今後の活躍も応援しています。


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