日本語ボランティア入門講座2021(東部会場)を開催しました
掲載
- 開催日 :
- 2021年8月 ①1日(日) ②8日(日) ③20日(日) ④22日(日)
- 会場 :
- 雲南市下熊谷交流センター(雲南市木次町下熊谷1096-1)
- 参加人数:
- 27人
雲南市で「日本語ボランティア入門講座2021・東部会場」を実施しました。これは、島根県としまね国際センターが実施している、「SIC訪問日本語コース」で活動していただく日本語パートナーを養成するものです。今回の講座内容は、下記のとおりでした。
島根で暮らす外国人のこと
(講師:芝由紀子さん/一般社団法人ダイバーシティうんなんtoiro、島根県外国人地域サポーター・雲南市)
雲南市で多文化共生に取り組む芝さんから、外国人住民は生活のどのような場面で難しさを感じるのか、国籍は関係なく共に地域で暮らすためにはどうしたらいいのか等についてお話しいただきました。
【参加者の声】
- 外国人に対して、いつか帰る人ではなく、同じ地域の住民、一緒に地域を作っていくという考え方が大切ということを学びました。
国際理解・異文化間コミュニケーション
(講師:橋本優香さん/広島市日本語教育コーディネーター、錦織紀子さん/青年海外協力隊OG)
クイズで世界のいろいろな文化・風習を知ったり、ワークショップ形式で日本に暮らす外国人住民について考えたりと参加型の内容で、外国人住民とのコミュニケーションについて考えていただきました。また、雲南市出身の錦織さんには、青年海外協力隊としてコスタリカに派遣され、外国人として暮らした経験についてお話していただきました。
【参加者の声】
- 自分の中にある思い込みに気付くことができました。外国人の人かどんな不安があるのかワークショップで少し実感できました。
- 海外での体験談がとても良かった。

講師2名にはオンラインで参加していただきました
知ろう!使おう!「やさしい日本語」
講師:佐藤智照さん(島根大学外国語教育センター准教授)
だれにでもわかりやすい「やさしい日本語」を知り、参加者同士で「やさしい日本語」でコミュニケーションを取る練習をしていただきました。
【参加者の声】
- 言い換え方、考え方について、なるほど!と納得することがたくさんありました。毎日どんどんトレーニングしていきたいです。
訪問型日本語教室の活動方法Q&A
(講師:しまね国際センター 職員)
しまね国際センター職員が、「SIC訪問日本語コース」の活動や日本語パートナーの登録方法などについて説明しました。
オリジナル教材の特徴と内容・活動のポイント(※)
(講師:佐藤智照さん/島根大学外国語教育センター准教授)
「SIC訪問日本語コース」のために作成した島根県オリジナル教材『となりで にほんご』の監修者である佐藤先生から、「対話」がキーワードのテキストの要点を解説していただきました。
【参加者の声】
- 教材の特徴がよくわかりました。活動の内容や、進め方、どのようなスタンスで活動に参加したら良いかがよく理解できました。
オリジナル教材を使ってみよう(1)(※)
(講師:しまね国際センター 職員)
オリジナル教材『となりでにほんご』を使った活動の仕方などを確認していただきました。「こうならないように気をつけてくださいね」という悪い例もご紹介しました。
【参加者の声】
- 実際の様子を見ることが出来たのは良かったです。良い点や悪い点も見ることかでき、参考になりました。
オリジナル教材を使ってみよう(2)(3)
(講師:芝由紀子さん/一般社団法人ダイバーシティうんなんtoiro、島根県外国人地域サポーター・雲南市)
オリジナル教材『となりでにほんご』を使って、実際の活動を想定した練習を参加者同士でしていただきました。また、当センターベトナム語相談員デン・ホン・フックから、外国人住民が日本人との交流に望むことなどについてお話しました。
【参加者の声】
- 丁寧にデモンストレーションをしていただき、何度か繰り返しながら、少しずつ方法がわかりました。
- 外国人住民さんの事を少しは知ることができてよかったです。日本に来てくれて、日本語を一生懸命勉強しようとしてくれている人の助けが少しでもできたらうれしいです。
※は、ご自宅等で、教材『となりでにほんご』に関する動画を見ていただき、感想をご提出いただきました。動画は、当センターのYoutubeチャンネル「SICチャンネル」にアップしています。
担当: 岩田