開催日 :
2021年6月 ①6日(日) ②13日(日) ③20日(日) ④27日(日)
会場  :
①吉賀町六日市基幹集落センター ②~④吉賀町林業総合センター
参加人数:
23人

全4日間の日程で「日本語ボランティア入門講座2021・西部会場」を実施しました。これは、島根県としまね国際センターが実施している、「SIC訪問日本語コース」で活動していただく日本語パートナーを養成するものです。今回の講座内容は、下記のとおりでした。

1.益田市での外国人住民の暮らしについて

(講師:大庭謙二さん/島根県外国人地域サポーター・益田市)

島根県外国人地域サポーターとして活動していただいている大庭さんから、これまでに関わってこられた益田市の外国人住民の生活や日本語学習についてお話しいただきました。

【参加者の声】

  • 言葉が通じないととても不安になることは、自分が海外旅行に行ったときに感じた。外国人住民の方が日々生活し、また学習をするとなると本当に大変だろうと思った。
  • 大庭さんの頑張っておられる姿に頭が下がる。

大庭さんにはZoomでお話していただきました

2.国際理解・異文化コミュニケーション

(講師:橋本優香さん/広島市日本語教育コーディネーター)

参加者の皆さんには、ワークショップ形式で異文化や日本に暮らす外国人住民について考えを深め、「同じってうれしい、違うって楽しい」を知る体験をしていただきました。

【参加者の声】

  • いろいろなクイズなどを通して、思い込みや知らない文化の多さに気づかされた。全部わかったわけではないが、異国の地での不安な気持ちというのは少し体験できたような気がする。

参加型のワークショップ形式で、「異文化」について考えました

3.知ろう!使おう!「やさしい日本語」

(講師:佐藤智照さん/島根大学外国語教育センター准教授)

外国人住民と交流するときに役に立つ「やさしい日本語」について学び、参加者同士で練習していただきました。

【参加者の声】

  • 工夫、相手の確認が大切。日本語の表現について、使い方、表現のしかたを改めて考えることができた。面白い…!!

「やさしい日本語」で伝えるには??参加者同士で考えました

4.SIC訪問日本語コース

(講師:しまね国際センター職員)

しまね国際センター職員が、「SIC訪問日本語コース」の活動や日本語パートナーの登録方法などについて説明しました。

5.オリジナル教材の特徴と内容・活動のポイント

(講師:佐藤智照さん/島根大学外国語教育センター准教授)

島根県オリジナル教材『となりで にほんご』の監修者である佐藤先生から「交流」がキーワードになっていることなどをご説明いただきました。

【参加者の声】

  • 教材はシンプルでとてもわかりやすかった。教材の内容を理解すれば、日常生活に非常に役立つと思う。

教材監修の佐藤先生に、教材について説明をしていただきました

6.オリジナル教材を使ってみよう(1)

(講師:佐藤智照さん/島根大学外国語教育センター准教授)

学習の進め方の説明を聞きながら、実際に参加者同士で学習者役とパートナー役になり、活動を想定した練習をしていただきました。

【参加者の声】

  • 実際にやってみると説明で分かっていたつもりでもわからないこともあり、質問したりして理解できた。

7~8.オリジナル教材を使ってみよう(2)(3)

(講師:芝由紀子さん/一般社団法人ダイバーシティうんなんtoiro、島根県外国人地域サポーター・雲南市)

参加者同士での練習の他、島根県国際交流員オリバー・マーシャルさん、当センターベトナム語相談員デン・ホン・フックをゲストに、外国人住民が日本人との交流に望むことなどについてのお話を聞いていただきました。

【参加者の声】

  • 学習者になって練習して立場が逆転すると、感じること、思うことがたくさんあると感じた。常に相手のことを思い、進めていくことが大切だと感じた。

島根県国際交流員オリバーさんによる英語の「悪い教え方」体験

最終日には、じっくり実際の活動を想定した練習をしました

芝さんとベトナム語相談員による模擬授業

外国人住民の立場で感じることを話してもらいました