開催日 :
6月16日(土)、23日(土)
会場  :
浜田市立中央図書館多目的第1ホール
参加人数:
22名

浜田市で子どもサポーター養成講座を開催し、子どもの日本語指導に関心のある方から、日本語ボランティア教室で子どもに教えている方、学校で実際に子どもの日本語指導にかかわっておられる方まで、さまざまな方にご参加いただきました。

【主催】しまね国際センター

【後援】島根県教育委員会、浜田市、浜田市教育委員会

内容

1日目

第1部「日本語指導が必要な児童の現状と日本語指導における基本的な視点」

益田市立益田小学校の青戸俊恵先生に、島根県や益田市での日本語指導が必要な児童の様子や、先生ご自身が子どもたちと接するときに気を付けていること、子どもたちへの思いをお話しいただきました。参加者のみなさんは、真剣に聞き入っていました。

第2部「日本語初級の指導方法の基礎」

日本語教師で、現在も益田日本語ボランティアグループともがきでご指導されている青木美子先生に講義と演習をしていただきました。参加者のみなさんは、日本語の基本的な教え方の流れや学習者が楽しみながら進んで発話するような工夫などについて、テンポ良い講義で楽しみながら学べたようです。

2日目

第1部「サバイバル~初期段階の日本語指導カリキュラムと指導方法について」

第2部「発音、語彙、文法、文字・表記の具体的な指導の工夫について」

子どもへの指導が経験豊富な二口とみゑ先生に、子どもたちへの指導方法について、やさしい語り口で講義をしていただきました。先生のこれまでの経験に基づく子どものやる気の引き出し方や、具体例を交えながら教科の学習へつなげる指導のポイントを学ぶことができました。

講座の様子

1日目の様子

青戸先生の講義

絵カードの使い方の工夫(青木先生)

「○○は、△△より、~~です」の導入方法発表

2日目の様子

二口先生の講義

地図を使ってすごろくづくり

みんなで手をつないで気持ちを一つに

参加者の声

・指導・支援は支援者がいなくてもSOSが出せるように、また、子ども自身が置かれた立場に想いをはせることなど、お話が心に残りました。

・10人子どもがいれば、10の事例があること、共感できることも多かったです。

・相手を考えて指導していくことの必要を再確認しました。絵カードの有効性について考えることができました。

・先生の話し方、進め方もスムーズで、みんなを取り込んだ学習でとても良かったと思います。色々ポイントも押さえて頂き参考になりました。

・様々な事情で日本に来た子どもたちへの支援体制の必要性、学校だけではない地域のサポート体制の必要性も感じました。

・子どもに教えるときに自分の引き出しを多く持っておくことが必要であると実感しました。