開催日 :
2017年2月19日(日) 10:00 -15:00
会場  :
雲南消防本部
参加人数:
37人

雲南市にて「外国人住民のための防災研修&災害時外国人サポーター養成研修を開催しました。(主催:島根県・しまね国際センター・雲南市、共催:雲南消防本部)

中国、ベトナムなど外国出身の方24人を含む37人に参加していただき、講義や演習を通して防災について学んだり、災害時の外国人支援について考えました。

内容

  • 10:00 – 12:00 【外国人のための防災研修】防災について(雲南市総務部危機管理室 安部昭彦さん)、家庭の防火について(講師:雲南消防本部 稲田秀樹さん)
  • 12:00 – 13:00 【ランチ交流会】
  • 13:00 – 15:00 【災害時外国人サポーター養成研修】災害時に外国人が困ることは何か、外国人への効果的な情報提供の方法(講師:多文化共生マネージャー 目次敦美さん)

午前中の【外国人のための防災研修】では、まず、災害の種類や災害時に行政から住民に対してどのように災害や避難に関する情報が伝達されるか、お話を伺いました。次に、災害時には火災も発生することから、日頃の火災予防のポイントや、火災が起きたときの対処について学びました。119番通報、消火器の使い方については、参加者に実際に体験してもらいました。

防災についての講義

防災マップで避難所の場所を確認

消火器の使い方を体験

【ランチ交流会】では、実際の非常食(五目御飯、缶詰パンなど)を食べながら、参加者同士で交流しました。また消防署の施設見学もしました。

ランチ交流会の様子

午後からの【災害時外国人サポーター養成研修】では、過去の大規模災害の事例をふまえて、災害時に外国人被災者はどのようなことに困るのか、どのような支援が必要かお話を伺いました。また、「災害時外国人サポーター」としての役割や心構えなどについて学び、土砂災害を想定して災害対策本部から出された各種情報を、やさしい日本語や外国語で分かりやすく伝えるための演習も行いました。

災害情報の翻訳に挑戦

 参加者の声

【外国人参加者】

  • 防災の基礎知識を学んだ。今後もこのような活動に参加したい。
  • 他の国の方と防災のことについて意見交換できてよかった。
  • 今回の研修を通じて、私たちは自然災害のときにパニックにならず冷静に対処することができるようになる。

【日本人参加者】

  • 外国人の方が身近におられた場合の配慮事項がよくわかった。
  • どれくらいの「やさしい日本語」の表現に書き換えたら外国の方にとって分かりやすいか理解できた。