JICA草の根技術協力事業「サンパウロ州小学校教員の環境教育指導力向上事業」研修員受入
掲載
- 開催日 :
- 2015年7月6日(月)~7月18日(土)
- 会場 :
- しまね国際センター、松江・出雲・大田市内
- 参加人数:
- 約50人(JICA研修員4人、プロジェクト関係者10人、その他訪問先協力者等)
ブラジル・サンパウロ州・カサパーバ市より研修員(モデル小学校教員等)が来県し、島根県の環境教育や環境関連施設の視察、事業協議等行いました。皆さん大変満足され、今後のプロジェクトの推進に大いに役立つとともに、互いの友好も深まりました。
【事業の概要】
本事業は、島根県を提案自治体とし、独立行政法人国際協力機構・中国国際センター(JICA中国)の業務委託をうけて、公益財団法人しまね国際センターが実施しております。
- 事業目標: サンパウロ州内モデル小学校の教員の環境教育に関する指導力が向上し、児童の環境への取り組みが向上する。
- 全体期間: 2014(H26)年8月21日~2017(H29)年2月28日
- 主な活動:
①現地に即した小学校の「環境教育の指導」の共同開発[H26~]
②専門家派遣(「環境教育の指導」の開発支援、研修会の実施など)[H26~]
③研修員(現地小学校教員等)の受入(環境教育研修、県内小学校との交流など)[H27~]
研修内容
- 協議:「小学校における環境教育の指導」(開発中)、現地研修会(12月訪伯予定)について
- 小学校訪問:島根大学教育学部付属小学校、松江市立本庄小学校、大田市立北三瓶小学校
- 環境関連施設視察:県東部浄化センター、松江太陽光発電所、エコクリーン松江、リサイクルプラザ他
- 環境体験:斐伊川、三瓶山、県立三瓶自然観サヒメル等
- 講義:稲佐の浜保全活動、日本の水利用供給源、持続可能性、リサイクルについて等
- その他:島根の文化・暮らし体験
研修の様子
研修員からの感想
- 環境教育の理論と実際の小学校での教育内容が一致していた。
- 環境教育についての感性をブラジルに持ち帰り伝えていきたい。
- 自然と身近に活動することを環境教育に取り入れたい。
- 日本の教育は、相互尊重と集団知識に基づいており、自然やその保全を重視している。
担当: 小寺