開催日 :
2025年6月14日(土)、7月5日(土)、7月6日(日)、7月19日(土)、12月6日(土)
会場  :
オンライン、出雲市民会館、ビッグハート出雲、益田市市民学習センター
参加人数:
62人

外国にルーツをもつ子どもたちを支援するボランティア「子どもサポーター」の研修を、オンラインで1回、東部・西部の各会場で2回ずつ開催しました。

研修の内容と様子

1日目)地域で多文化・多言語の子どもたちを支えるって何をすること?-学校じゃない教育の場の意味-

◆日時:6月14日(土)9:30-12:30
◆方法:オンライン(Zoom)

第1回目は、広島大学大学院 人間社会科学研究科 准教授 南浦 涼介 先生に「地域で多文化・多言語の子どもたちを支えるって何をすること?‐学校じゃない教育の場の意味‐」と題して、講義をしていただきました。後半では南浦先生とSIC職員との対談を行い、具体的な支援方法に関する疑問をぶつけたり、子どもたちの居場所としてのあり方を考えたりしました。

参加者からは、「対談形式の研修は、現場のリアルな悩みや疑問が聞け、南浦先生からも教科書とは違う生きた言葉での回答がおもしろかったです。」や「子どもの居場所づくりに関する私の考えが凝り固まっていたことに気が付きました。発想の転換を促す、学びの多い講座でした。」などの感想がありました。

2日目)多文化・多言語の子どもたちのライフを知る

【東部】日時・会場:7月5日(土)13:30-16:30 出雲市民会館
【西部】日時・会場:7月6日(日)  9:30-12:30 益田市市民学習センター

第2回は、島根県・出雲市・益田市における外国にルーツをもつ子どもたちの状況について、各教育委員会の方に聞き、現状への理解を深めました。その後、ブラジルにルーツをもつ小波津 チアゴ 明 さんなど外国にルーツをもつ人や外国にルーツをもつお子さんの保護者の話を聞きました。

参加者からは、「参加しなければ聞けない内容で、とてもためになりました。どんな子どもであっても、違いを長所ととらえ、否定をせず、 接することが大切なのではないかと思いました。」や「私たちが、外国ルーツの子たちの言葉や母国の文化に興味を持って、尋ねることも大切だと感じました。」などの感想がありました

アイスブレイク

アイスブレイク

出雲市の現状について

出雲市の現状について

外国にルーツをもつ人の話を聞いてみよう

外国にルーツをもつ人の話を聞いてみよう(みんなで話そう~質疑応答~)

3日目)地域を活かし、私とあなたを活かしてつくる、地域の学びの場-多文化・多言語の子どもたちの学びと居場所のつくり方-

【東部】日時・会場:7月19日(土)13:30-16:30 ビッグハート出雲
【西部】日時・会場:12月6日(土)13:30-16:30 益田市市民学習センター

最終回は、南浦先生に会場にお越しいただき演習を行いました。外国にルーツをもつ方や学校と地域の取組の事例を読んで、自分の地域で活かせることは何か、グループで話し合って考えました。それぞれが自分や立場などを活かしながら散在地域でもできることを考えたり、ノットワーキングの考え方などを学び、地域で行う子どもの支援や居場所づくりについて改めて考える貴重な機会となりました。

参加者には、今後当センターが開催している「ゆめ教室」をはじめ、様々な活動への参加につながることを期待しています。

グループワーク

グループワーク

東部会場の様子

東部会場の様子

西部会場の様子

西部会場の様子

参加者の感想

  • ゆめ教室は学習する場というイメージが自分の中では強かったが、研修を終えて、ただ学習する場なだけではなく、子どもが安心して過ごせる居場所づくりでもあることを知った。子どもの居場所となるように、あたたかい雰囲気づくりやありのままの姿を受け入れ認めてあげることを大切にしていきたいし、その子の意欲や個性も含めて人間性を大切にしながら関わっていきたいと思った。また、どうしても出来ない部分に目が行きがちだが、良い部分を見つける視点をもち、褒めたり励ましたり良い点を伸ばしたりしながら、自己肯定感をもてるように接していきたい。
  • 課題を発見し共有しノットワーキングをする。この手順がとても新鮮でした。整っていない島根でできることを探す時に同じ課題を共有しそれぞれのやり方で解決していくのはとても良いことだと思いました。日本に来た子供がどのように日本で過ごし、日本で過ごすことをどのように思うかは大半を学校で過ごすため、学校でどう感じどのような対応を受けるかで決まってくるのかなと思っているので、今回の事例などを通して学校のあり方、学校以外の居場所のあり方を考えさせられました。自分なりにできることを自分で考えて行動に移していきたいです。
  • とても充実したお話をして頂きありがとうございました。
    私は今回の研修で、今サポートしている児童にどういった応用ができるかを考えながら先生のお話を伺いました。
    子どものありのままを、発する言葉ひとつひとつを認めて、自信を持たせられるようできたらと思います。
  • 研修、ありがとうございました。現在、高校で日本語の補習を担当しています。指導内容や学習内容が生徒たちのニーズに合ったものかどうか、悩むことばかりです。が、先生のお話をお聞きし、グループワークを通して、霧が晴れた気持ちになりました。できないことをできるようにしなければとか、生徒の将来に責任を持たなければと、力みすぎていたかもしれないと気づきました。同時に、今やっていることは間違っていないと思うこともできました。自分一人で頑張らないで、学校の先生方や、地域やいろんな人たちの力を借りて、巻き込んで、信じてやっていこうと思います。