開催日 :
(東部)2015年8月24・25日 (西部)8月26・27日
会場  :
(東部)ビッグハート出雲 黒のスタジオ (西部)島根県立大学 交流センター研修室
参加人数:
(東部)1回目27人/2回目17人 (西部)1回目13人/2回目18人

しまね国際センターでは、平成15年度に「子どもサポーター制度」を設け、日本語指導の必要な子どもの支援に取り組んでいます。

子どもサポーターについて

今年の5月現在、日本語指導を受ける子どもが142人(県教育委員会調べ)と平成26年の1.8倍に急増したことなどを受け、学校内外での学習支援体制を整えるため、このたび「子どもサポーター基礎講座」を東西部2か所で開催しました。(自治体国際化協会助成事業)

2日間の講座には、すでに子ども支援に携わっておられる方以外にも、小・中・高等学校教員や教育委員会担当者、地域の日本語ボランティアなど様々な立場の方にご参加いただきました。

県内の現状について(東部会場)

県内の現状について(東部会場)

日本語指導の流れについて(西部会場)

日本語指導の流れ(西部会場)

ワークショップでの発表

ワークショップでの発表

 
はじめに、島根県教育センターの渡辺正嗣さんから県内の現状や課題について教えていただきました。

続いて佐賀県日本語学習支援“カスタネット”の早瀬郁子さんに実際に子どもの支援に携わる際の心構えや支援者の役割、指導方法や子どもへの接し方等について、演習を交えながら分かりやすく教えていただきました。

講座が終わった後も、参加者同士で熱心に意見交換をされている姿が印象的でした。また、新たに「子どもサポーター」登録をしてくださった方もいらっしゃいました。皆さんの今後のご活躍を期待しています!

参加者の感想

  • 日本語を話しているからといって、それで大丈夫だとは言えないということを改めて考えさせられた。
  • 講師の方の熱意が伝わった。
  • グループワークを通じ、圏域で活動していらっしゃる方と知り合えてよかった。
  • 子供を多面的に見ていく視点の大切さを知った。教員としての立場からだけでなく外の方たち(ボランティアの方等)とつながり、連携していく必要性を感じた。
  • 制度自体をそもそも知らなかった。
  • やる気、思いだけではダメで、きちんと指導ができなくてはいけないと感じる。また、保護者、学校、地域との連携が不可欠であると考える。今後、もっと必要とされるものだと思う。
  • 外国にルーツをもつ子どもにもいろいろあること、高校進学のために日本語指導が必要な子どもの存在等、今の学校(高校)に勤務している中では意識しないことに気づかされた。