開催日 :
【1日目】8月30日(土)【2日目】8月31日(日)
会場  :
出雲弥生の森博物館 研修室
参加人数:
28名

今年7月から始まったSICにほんごコース日本語教師養成講座は、全120時間【動画視聴39時間・オンライン49時間・対面32時間】からなるSICの新しいプログラムです。動画視聴では、主に日本語を教えるのに必要な基礎知識などについて学び、オンラインや対面では、「生活者としての外国人」に日本語を教えるために必要な知識・技能や日本語教師に求められる態度などの理解を深め、さらに活動案作りや模擬授業を体験します。今回、初めての対面講座を出雲市で開催しました。

 

1日目

異文化理解について/日本語講師に求められる資質・能力について考えてみよう

講師:齋藤美幸さん(インターカルト日本語学校講師)

国が違えば言葉はもちろん、宗教や文化、思考についてもさまざまですが、同じ日本人同士であってもそれは同様です。例えば、夜7時からのパーティーに招待されたら、何時に家に行きますか?自分が並んでいる列に割り込まれた場合、どんなことを思い、どう伝えますか?など、いくつかの事例をもとに、グループ内で意見交換を行うと、それぞれ異なった見方や考え方の意見で溢れ、一人ひとりの違いを実感することができました。また、相手に何かを伝えるとき、伝わらない原因を【聞く側】と【伝える側】の視点から話し合い、どのように改善したらいいか、「やさしい日本語」を使った伝え方の工夫や方法について考えました。普段のオンラインとは異なる対面での交流に参加者同士の会話も弾み、あっという間の4時間でした。

2日目

生活者としての外国人とやさしい日本語で話してみよう

講師:齋藤美幸さん(インターカルト日本語学校講師)

10人の外国人ゲストを迎え、前日の講座で学んだことを早速実践しました。自己紹介の後、まずは、お互いのことをより知るために、『生活マップ』を見ながら好きな場所について話したり、『フォトランゲージ』という手法で写真を見て思ったことや疑問点など話したりして交流しました。そして、ゲストと共に、厚生労働省の『熱中症予防ポスター』を誰が見ても伝わるようことばや構成を考え直し、「やさしい日本語」で、作ったポスターを発表しました。外国人にとってどんな表現が伝わりにくいのか、どうすれば理解できるのか、など話し合いながら作ったポスターは、【見る側】を思いやり考えられた素晴らしいものばかりでした。

 

各グループの【熱中症予防ポスター】

参加者の声

  • 個人情報などあまり根堀り葉堀り聞いてはいけないかなと遠慮がありましたが、まずは聞いてみて情報共有したほうが対話が弾んだり、理解が進むと思いました。
  • 狭い考えではなく、多方面から物事を考え、相手を知る努力や工夫をしながら常識は人それぞれだと思ってお話ししたいです。
  • まずは、お互いの習慣や価値観が同じではないかも知れないということを心に留めながら、相互に理解し合えるよう寄り添う姿勢で学習者に向き合いたいと思います。そして、学習者が日本語の習得のどんなところに難しさを感じるのかを見極め、学習者の理解を支援できるよう、自分の日本語の勉強も進めたいと思います。また、「やさしい日本語」を意識することで、学習者とのコミュニケーションや日本語指導も円滑になるように思います。