災害時外国人サポーター養成研修(西部)・防災イベント「もしも災害が起こったらどうすればいいの?」を開催しました
掲載
- 開催日 :
- 2023年7月30日(日)9:30-12:30
- 会場 :
- 益田市人権センター
- 参加人数:
- サポーター養成研修 18人、防災イベント 25人
大きな災害が起きたときに、島根県内または近郊で被災した外国人の支援を行うボランティア「災害時外国人サポーター」の養成研修を益田市で実施しました。今回は防災イベント「もしも災害が起こったらどうすればいいの?」との同時開催で、外国人住民と日本人住民とが一緒に交流しながら防災や支援に関する学びを深めました。
【主催】島根県・益田市・益田日本語ボランティアグループ ともがき・しまね国際センター
当日の様子
クイズで学ぶ災害、防災
まず初めに、NPO法人石西防災研究所の伊藤輝昭さんからクイズを通して災害や防災について楽しく教えていただきました。グループに分かれて取り組みましたが、意外と難しい問題に頭を悩ませる人も多く、正解したグループからは歓声があがりました。
災害時の外国人支援について【サポーター研修】
その後は、災害時の外国人支援について学ぶサポーター研修と、防災について学ぶ防災イベントとに部屋を分けてそれぞれ実施しました。
サポーター研修では、東日本大震災等で外国人支援の経験がある多文化共生マネージャーの目次敦美さんを講師にお迎えし、災害時に外国人が直面する課題や求められる支援等についての講義、やさしい日本語の練習などを行いました。
防災についてのお話【防災イベント】
益田市に住む外国人住民の方などに多くご参加いただき、防災について学びました。講師の伊藤さんにはやさしい日本語で外国人住民にもわかりやすくお話いただき、災害時の体の守り方やハザードマップの確認について教わったり、実際に自分の住む地域の避難所等を確認したりしました。その後は実際に起震車に乗り、地震の疑似体験を行いました。
避難所体験・お困りごとの相談と支援
最後の活動では、サポーターと外国人住民とが一緒にグループになり、避難所への避難体験を行いました。避難所での受付を済ませた後は避難所内にある多言語表示を確認したり、簡易トイレ・段ボールベッド等の防災グッズ展示を見たりしました。
また外国人住民が避難者役となり、サポーターに困っていることを伝えたり、サポーターがそれを解決するという演習も実施しました。中には思いがけない外国人特有の相談などもありましたが、苦戦しながらもとても丁寧に対応していただいており、頼もしく感じました。
同じ地域に住みながらも顔を合わせる機会のなかった方が多かったようですが、グループ活動を通して親しく会話を交わす姿も多く見られました。今後も顔の見える関係づくりが広がっていくことを願っています。
参加者の声
災害時外国人サポーター養成研修
- 基本的な防災の知識を身につけたり、外国の方の知識が違うと分かったりでき、勉強になりました。
- やさしい日本語を習得し、通常時にも使用できるようにしたい。
- 自治会などの訓練でも外国人が居ることを想定して行うべきと思った。
- たくさんの外国人の方々が住まれている事を実感しました。皆で協力していきたいと思いました。
- こんなに沢山の外国の方と話すことができ一緒に勉強でき良かったです。これからも続けて参加したいです。
防災イベント
- 災害のときどうしたらいいかをよくわからなかったですが、今日来ていろいろ分かるようになりました。来てよかったと思います。みなさんありがとうございました。
- 訓練の内容は面白くて、有意義でした。訓練に参加するのを前から楽しみにしていました。今後の災害に役立てたいと思います。
- 災害の内容は分かりやすく、覚えやすかったです。グループ活動に参加して、日本人と接することができました。起震車の体験も面白くて、本当の地震を実感できました。本日は災害や防災についていろいろな知識を身につけることができました。今後、万が一、地震が起こったときにも、自分をまもることや、まわりの人を手伝うことなどに活用できるように頑張ります。
- 益田の人たちはやさしくて、サポートしてくれます。ここにいて幸せです。
担当: 横田