開催日 :
2022年10月8日(土)9:10-13:00
会場  :
安来市役所/安来市立図書館/社日交流センター
参加人数:
15人

島根県としまね国際センターでは、外国人住民が地域の文化や習慣などを知るきっかけになるとともに、外国人住民と日本人住民が交流し相互理解を深め、共に暮らしていく地域づくりを進めるために多文化共生イベントを実施しています。今年度は、安来市、浜田市、松江市の3か所で3回ずつ実施する予定になっており、このたび、安来市での1回目のイベントを次のとおり開催しました。


自己紹介・安来庁舎の案内(1~4階)

3つのグループに分かれて自己紹介をした後、安来市職員に安来庁舎の中を案内してもらいました。

外国人参加者からは、今まではどこの課に行けばいいか分からなかったけれど、どこの課でどんな仕事をしているか分かったので、これからは自分で目的に応じて担当課まで行くことができるという感想が聞かれました。

天気がよかったので、4階の展望テラスから安来の街並みを眺めたり、記念写真を撮ったりすることもできました。

安来市立図書館の説明・見学

徒歩で図書館に移動する途中、偶然、図書館のとなりの和鋼博物館の前で、たたら復元操業のデモンストレーションに遭遇しました。当初の予定にはありませんでしたが、めったに見ることができない光景に、ちょっと足を止めて、係の人から説明をしてもらいました。

図書館では、まず館長さんからの説明を聞いて、そのあと館内を自由に見学しました。英語の絵本を見つけた参加者のALTは、授業で使えると喜んでおられました。

バス移動

図書館から次の目的地の社日交流センターまでは、安来市の路線バスのイエローバスで移動しました。

1区間200円でどこでも行けるイエローバスの乗り方を知ってもらうことで、車の運転ができない人でも、行動範囲を広げてもらうことができるのではないかと思います。

安来市のイメージキャラクター「あらエッサくん」がプリントされた車体や、特徴的な車内の掲示やアナウンスは、日本人住民にとっても、大変親しみを感じるものでした。

また、車内アナウンスには、日本語のほかに英語もあることがわかりました。

社日交流センターの案内、日本語教室の説明

社日交流センターは、市内でただ1つの日本語教室が開催されている施設です。日本語教室の代表の方から、日本語学習や交流の様子などについて紹介がありました。残念ながら、準備されていた写真などが上映できず、口頭での説明だけになってしまいましたが、外国人参加者からは日本語学習についての質問が出るなど、教室への関心の高さが伺えました。

徒歩移動~安来庁舎

社日交流センターからは、市役所まで徒歩で帰ることになりました。途中、春になると桜がきれいな公園を通り抜けたり、和菓子屋さんに寄ったりしながら、外国人参加者も日本人参加者もいつもと違う目線で、街の様子を見たり、感じたりすることができたと思います。

庁舎に着いたら、一言ずつ感想を発表してもらってから解散しました。半日ほどの時間でしたが、市の施設にも親しみをもっていただくことができたし、日本語や英語交じりで参加者同士もたくさん交流できたと思います。

次回は、12月11日に、お正月に向けて書初めの体験をする予定です。

参加者の感想

  • 市役所ツアーがよかった。どこに行けばいいか分かった。(外国人参加者)
  • いろいろな人と交流できてよかった。なんだか懐かしい感じがした。(外国人参加者)
  • このようなイベントをして頂き、とても素晴らしい。安来市がもっと好きになりそうです。(外国人参加者)
  • 安来のことを知りたいと思って参加する人がたくさんいて嬉しかった。自分にもこれから何かできることがあるといいなと思った。(日本人参加者)
  • はじめての人、初めての場所がいっぱいで楽しかった。(日本人参加者)