開催日 :
2019年7月6日(土)、20日(土)
会場  :
島根大学医学部看護学科棟(出雲市塩冶町89-1)
参加人数:
41名

帰国・外国人児童生徒の日本語指導を行うボランティア「子どもサポーター」を養成することを目的として、出雲市で養成講座を開催しました。

子どもの日本語指導に関心のある方や現在子どもの日本語指導に関わっておられる方などさまざまな方にご参加いただきました。

今回の講座では、地域で活動することを念頭に、子どもたちの現状やボランティアとしての知識・心構え、地域での活動の様子を学んでいただきました。

児玉佐知子さん(出雲市教育委員会学校教育課)に、出雲市における外国にルーツをもつ子どもたちの状況や4月から始まった「日本語初期集中指導教室」など日本語指導について説明していただきました。参加者からは、「最新の状況がよく分かった。」「他の地域でも日本語指導を充実させてほしい」などの感想が寄せらせました。

瀧尻明子先生(島根大学医学部看護学科)の「外国にルーツをもつ子どもたちのメンタルヘルス」の講義は、来日時期によって異なる子どもや家庭の傾向のお話や、アイデンティティのお話でした。多くの参加者のみなさんとって普段体系的に聞くことがない内容のようでしたが、データに基づくわかりやすい説明で、子どもたちのこころの状態についての理解が深まったようです。

また、河原由実さん(ボランティアグループMANABIYA)には、実践に基づく子どもへの日本語指導の方法についてお話をしていただきました。参加者からは、「具体的なエピソードが多くあり日本語指導の参考になった。」という感想が寄せられました。

堀西雅亮さん(NPO法人エスペランサ)には、地域での子どもの支援活動について、子どもへの熱い思いをもってお話していただきました。参加者にとって、地域での受入について考えさせられる内容だったようです。

当センターでも、外国にルーツをもつ子どもたちの支援が充実するよう取り組んでいきたいと思います。

講座の様子

あいさつ

開会挨拶(事務局長)

出雲市教育委員会

出雲市教育委員会の説明

瀧尻先生

メンタルヘルスの講義

河原さん

日本語指導の講義

堀西さん

地域での活動について

グループワーク

グループで話し合い

主催・後援

主催 しまね国際センター

後援 島根大学国際交流センター、島根県教育委員会、出雲市教育委員会