開催日 :
2018年3月11日(日) 9:30 -15:00
会場  :
浜田消防署
参加人数:
39人

東日本大震災の発生から7年を迎えた3月11日に、浜田市にて「外国人住民のための防災研修&災害時外国人サポーター養成研修を開催しました。(主催:島根県・しまね国際センター・浜田市)

ベトナムや中国の実習生など外国人21人を含む39人に参加していただき、講義や演習を通して防災について学んだり、災害時の外国人支援について考えました。

内容

  • 9:30 – 12:00 【外国人のための防災研修】災害について学ぼう(浜田市安全安心推進課)、体験訓練「119番通報のかけ方・AEDの使い方・消火器の使い方・煙ハウス」(浜田消防署)
  • 12:00 – 13:00 【非常食試食交流会】
  • 13:00 – 15:00 【災害時外国人サポーター養成研修】災害時に外国人が困ることは何か、外国人への効果的な情報提供の方法(多文化共生マネージャー 目次敦美さん)

午前中の【外国人のための防災研修】では、まず、防災講座で、島根で起きるかもしれない災害の話や日頃からの備え、いざというときの対応の仕方などについて、お話を伺いました。次に、グループに分かれて体験訓練を行いました。

災害への備えについて

「火事ですか?救急ですか?」

AEDの使い方を体験

煙の怖さを体験

【非常食試食交流会】では、お湯だけで簡単に作れる非常食を自分で作って食べたり、参加者同士で災害についての意見交換などをしました。

午後からの【災害時外国人サポーター養成研修】では、過去の事例などもふまえて、災害時に外国人被災者はどのようなことに困るのか、どのような支援が必要かお話を伺いました。また、地震を想定して災害対策本部から出された各種情報を、外国人に分かりやすく「やさしい日本語」や外国語で伝えるにはどうすればよいか、演習を通して考えました。

講義の様子

翻訳演習の様子

 参加者の声

【外国人参加者】

  • 今まではずっと自然災害は私たちにとって遠いものだと思っていた。今日の講座を聞いて、災害は意外と身近で起きていることが分かった。対応できるよう勉強したので、安心。
  • 災害が多い日本ではこのような研修はとても大事で役に立つ。
  • 研修は面白くて役に立った。色々勉強できて、体験できた。

【日本人参加者】

  • 外国の方の目線で学ぶことができた。
  • 「やさしい日本語」が特にためになった。普段から意識して壁をなくすことに力を注ぎたいと思う。
  • 外国人が当地でも増えてきた昨今、安全に暮らしていただきたいと思った。(自分も他人も守る為に)大切な研修だった。