開催日 :
2020年2月15日(土)、16日(日)
会場  :
島根大学医学部(出雲市)
参加人数:
34人

島根県では外国人住民が増加傾向にあり、当センターに寄せられる通訳の依頼も増加しています。依頼内容は医療分野に関する内容が多いため、今回の養成講座では医療通訳をテーマに取り上げました。

RASCコミュニティ通訳支援センター(Cots)(代表 西村明夫さん)の4名を講師に迎え、豊富な経験を基にわかりやすく指導していただきました。

この講座を受講した8人の方には、コミュニティ通訳ボランティアに新規登録していただきました。また、すでに登録している方のスキルアップにもつながったようです。外国人住民のコミュニケーション支援に役立つよう、コミュニティ通訳ボランティア制度を一層充実させていきたいと思います。

講座の内容

1日目 2月15日(土)9:30~16:30

説明 島根県の外国人住民の状況

講義 医療通訳の概要、倫理、多文化知識、対人援助技術

講義 身体組織の知識

講義 病気の知識・通訳言語ペアワーク

講義 医療制度、治療費

講義 病院での通訳業務開始場面トレーニング

身体組織の知識の講義

通訳開始場面のトレーニング

ペアワーク

2日目 2月16日(日)9:30~16:30

説明 SICコミュニティ通訳ボランティア

講義 通訳技術の基礎

演習 模擬通訳トレーニング(ロールプレイ)

通訳技術の基礎の講義

ロールプレイ(英語1)

ロールプレイ(英語2)

ロールプレイ(中国語)

ロールプレイ(ポルトガル語)

参加者の声

  • 病気の知識など全くなかったので、まずは私自身が内容を十分理解しないと通訳もできないと感じました。
  • ペアワークによって、自分の知らない単語や表現が確認できました。
  • 自分の知識不足を痛感し、テキストを活用し勉強していきたいと思います。
  • 通訳以前にきちんと、病気のこと、医療制度のこと、多文化知識のことなどを理解できたのがよかったです。
  • 通訳技術、メモ取りの仕方なども学べてよかったです。以前も同様の講座に参加しましたが、今回新しい内容もたくさん盛り込まれていて大満足です。
  • 専門用語以外でも語彙不足を感じました。他の方が通訳しているところを聞くことは普段ないので、それも勉強になりました。