SICレポート

続・「やさしい日本語」研修会

時期
: 2013年11月15日(金)
会場
: 島根県職員会館
参加人数
: 20人

■内容

 8月22・23日の研修会に引き続き、「やさしい日本語」による情報提供をテーマにした研修会を開催しました。今回の研修会では、災害時の情報を「やさしい日本語」で伝えるということについて学びました。
 講師には、1995年の阪神・淡路大震災を契機に発足した「やさしい日本語研究会」の研究会代表者を務め、実際に新潟県中越地震や東日本大震災時などには現地に入って外国人支援もなさった、弘前大学の佐藤和之先生をお招きしました。
 実例をもとに、「やさしい日本語」とはどのようなものか、なぜ外国語ではなく「やさしい日本語」を使うのか、「やさしい日本語」を使った掲示物の作り方などについて講義と演習を通じて学びました。
 

■参加者の声

・ついつい役所的な言い回しになってしまうが、一般の方に分かりやすく伝えられるようトレーニングしていくことは大事だと思う。
・職場内、地域内での普及に努めていきたい。
・子どもやお年寄り、外国人と関わることが多いので、普段から「やさしい日本語」を心がけているが、さらに磨きをかけなければと思った。
・外国人に対してだけでなく、障がい者や一般の日本人への情報伝達としても大事だと思う。

■事業の成果と改善すべき点

アンケートによると、「やさしい日本語」を自身の業務や活動で今後使ってみたいという回答を、参加者全員からいただくことができました。センターとしても、今後できるだけ「やさしい日本語」による情報提供の取組のフォローをしていきたいと思います。

■担当者のつぶやき

発災後できるだけ早い段階から「やさしい日本語」で情報を伝えることが、外国人住民を安心させ、適切な判断と行動につながるというお話がとても印象的でした。「やさしい日本語」の作り方(テクニック)も大事ですが、その基礎となる考え方を丁寧にご指導いただくことができたことは、参加者だけでなく主催者にとっても大きな収穫だったと思います。

2013年11月19日
担当:仙田武司

写真 佐藤先生による講義

写真 「やさしい日本語」への書き換え演習

写真 参加者による「やさしい日本語」の掲示物の作例

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