時期

： 平成22年12月5日（日） 10:00-16:00

会場

： 石見公民館（研修室）

参加人数

： 21人

■内容

日本語ボランティア養成講座、最終回は 実習（２回目）と講座全体のふりかえり を行いました。前回に続き 野上明子さん、宮川澄子さんを講師にお迎えし、講座の最後には所定回数以上出席された方に修了証を授与いたしました。

今回の実習では前回見学だった方に主に参加していただきましたが、実際に行ってみると「たくさん準備していたのに活かせなかった」という方や「見るとするのは大違いでした」という方も。
初めての経験に思わず表情がこわばってしまった方もあったようですが、2回目ということもあり会場のあちこちで話が弾み、楽しそうに談笑する声が耳に入ってきました。

また、実習のふりかえりと併せて以下のワークを行い、全講座のまとめ、全体のふりかえりを行いました。

■「心の配分」・・・今心の中にあることを書き出し、どんなことが何％ぐらいの割合を占めているかを円グラフにするワーク（仕事・家庭・趣味・友人関係など）

■キーワードを書き、皆に発表・・・「①心に残ったこと ②こんなボランティアになりたい ③私にできること、これから私にできそうなこと」

講師の先生より「それぞれの生活の中に、少しでもいいので日本語ボランティアの時間を入れてみませんか？」との声がけもあり、自分の現在の状況を振り返る良いきっかけになったようです。

また、最後に日本語ボランティアグループの方から活動紹介をしていただきました。その発表には各グループそれぞれのカラーが出ており、受講者の皆さんも真剣に耳を傾けていらっしゃいました。

■参加者の声

（受講者より）
・学習者もボランティアもお互いに失敗を繰り返しながら、楽しんで上手くなっていけたらいいなと思いました。

・自分の日本語ボランティアに対する「これからに向けての目標」を書くことにより、「これからボランティアをしてみたい」という自分の気持ちに気付くことができました。また、他の方の目標等を聞くことができ、皆さんのことをもっと知ることができたことも良かったです。

・実習が本当に大変でした。どうしたら楽しく実習できるか考えていると睡眠不足になってしまいました。普段体験できないことが体験でき、聞けない話を聞くことができ、本当に有意義な時間でした。ありがとうございました。

・「もっと続けて欲しかった」と思うくらい、毎回ためになる講座だった。日本語の難しさを再認識する一方で、言語外コミュニケーションの可能性を感じることもできた。外国の方とは、普段接することが全くないけれど、人対人の付き合いの中で、分かり合える部分も多いのではと思う。実習2回の体験で、交流の楽しさを味わった。

・講座（8回）はあっという間に過ぎました。本当に時間が経つのは早いものですね。私は日本語ボランティアを通じて、すごく成長したと思います。たくさんの友達もできて良かったなと思っています。これからの色々な活動が楽しみですね！

（日本語学習者より／訳文）
・勉強の練習や手助けをしてもらってたいへんありがとうございました。

・話し合いの授業はとても楽しい！

・前よりもたくさん日本語を学べました。日本語を学ぶためのボランティアの皆様に感謝します。

・またこのような機会があれば参加したいです！

■事業の成果と改善すべき点

今回は西部地域初の長期日本語ボランティア養成講座ということで、活動案作成や実習を行うのも初の試みでした。講座準備等に手間取りスムーズにいかないことも多くありましたが、最後に受講者の方から「ボランティアに参加したい」との声を聞くことができたのは、大きな成果でした。

■担当者のつぶやき

ついに最終回を迎え、実習が終わったことへの安堵感もあったのか、とても和やかな雰囲気の中で最後のふりかえりを行うことができました。それぞれ講座の感想や今後の活動について発表していただきましたが、今後の抱負など皆で共有できたことは今後活動する上でのモチベーションにも繋がり、良かったと思います。講座を通して受講者同士の親睦も深まり、連絡先を交換したりプライベートでもお付き合いされている様子が伺え嬉しく思いました。受講者の皆さん、全８回本当にお疲れ様でした！

2011年1月18日
担当：佐々木