SICレポート

平成22年度文化庁委託事業「生活者としての外国人」のための日本語教育事業 やってみよう!日本語ボランティア~養成講座(第6回)

時期
: 平成22年11月20日(土) 10:00-16:00
会場
: ラ・ぺアーレ浜田(教養室2)
参加人数
: 17人

■内容

日本語ボランティア養成講座、第6回目は 実習準備 を行いました。

第1回でもお世話になったAOTS(財団法人海外技術者研修協会)関西研修センター日本語講師の沢田幸子さんをお迎えし、午前中は「さあ、始めよう!日本語ボランティア」をテーマに初級テキスト「いっぽ にほんご さんぽ 暮らしの日本語教室初級Ⅰ」の使い方紹介や活動案作りの基礎について、ご指導いただきました。また、第7回、第8回の講師をお願いしている野上明子さん、宮川澄子さんにも加わっていただきました。

午後からは次回の実習に備えてグループ別に活動案作成を行いました。
皆さん苦戦しておられた様子が伺えましたが、グループで
それぞれアイディアを出し合って準備を進めておられました。
準備時間が足りなかったグループも多かったようです・・・。

■参加者の声

・実習計画を考えれば考えるほど、「どうすればいいのだろう?」と分らなくなってきました。次回の実習は今から不安でいっぱいですが、がんばりたいと思います!!

・今日、教室における初級日本語学習者に対する進め方について学んで大変勉強になりました。ありがとうございます。文型から、工夫をしながら意味を分ってもらおうと思います。また、文のパターンを利用して、沢山の会話交流をしようと思います。もちろん、話題の展開は様々になりますが、基本は沢山のお喋りを通じてお互いにコミュニケーションをとるようにします。来週の学習は「相手に通じるかな」とドキドキしながら、本番で実践することを楽しみにしています。

・活動案は参考になりました。これからの活動に活かしていきたいです。

・非常に丁寧で分りやすい。インパクトのある授業でした。ありがとうございました。沢田先生大好きです。

■事業の成果と改善すべき点

次回に実習を控えての活動案作成は、受講者の皆さんにとって「難しかった」「不安になった」という声とともに「楽しみになった」「とても勉強になった」などと感想も様々でしたが、それぞれとても真剣に一生懸命学習者のことを考え取り組んでいただきました。活動を通して、受講者同士の繋がりも深まったようです。

■担当者のつぶやき

いよいよ実習が近づき、受講者の皆さんも少し緊張されている様子がうかがえました。しかし中には「バッチリですよ!」と、少しの不安も楽しんでおられる受講者さんの姿もありました。次回、実りある実習になるようこちらでもしっかりと準備を進めたいと思います。

2011年1月 4日
担当:佐々木

写真 全体講義(沢田講師)

写真 活動案作成(中央、野上講師)

写真 宮川講師のアドバイスを受けながら活動案を検討

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