SICレポート

県立大学学園祭'海遊祭'出展 10/10-11

時期
: 2010年10月10日・11日
会場
: 島根県立大学浜田キャンパス エントランスホール

■内容

県立大学の海遊祭に出展し、学生や地元住民の方々に対してSICの事業、県内の外国人住民の数と分布、日本語教室の活動、ボランティア募集などについて知ってもらう機会を持ちました。

期間中、昨年より少ないとはいえ多くの方々が来場され、世界の楽器を展示したコーナーでめずらしい楽器を試したり、外国人住民の数を示したポスターに見入ったりしておられました。浜田市の国際交流員3名にもコーナーを作って各国(韓国・アメリカ・中国)の手遊びや絵本を紹介してもらいました。交流員さんと打ち解けて、遊びに夢中になっていた子どももいました。

また、JICAデスクの協力を得て、ワークショップ「楽しく学ぼう世界の現状」を行いました。参加者からは、「自分が普段から日本の常識を中心にものごとを理解していることに気づいた」、「日本にいると物があるのは当たり前だけど、発展途上国ではないのが当たり前なのだと分かった」などという感想が聞かれました。参加者の方々が外国人住民と関わる際に、このワークショップで気づいたことが頭の片隅に残っていてくれれば良いと思います。

■事業の成果と改善すべき点

県立大学の学生には国際協力に関心のある方も多く、昨年に引き続いて学生団体Youth Ending Hunger島根(飢餓や貧困をなくすことを目指す学生NGO団体の島根支部)と共同で出展させていただいたことで、お互いに刺激を与え合うことができたと思います。どちらかに興味があって訪れた来場者が、他方の展示も興味をもって見てくれていたように、相乗効果が見られました。

国際交流や協力に関心のある方は迷わず私たちのコーナーに来てくださいましたが、学園祭全体の参加者には必ずしも関心の高くない方々も多いようでした。そういった層の方々にどうやって働きかけるか、どうやって関心をもってもらうか、という工夫がより一層必要ではないかと思いました。

2010年10月15日
担当:曳野・佐々木

写真 展示風景

写真 姉弟そろって民族衣装試着しました!

写真 ワークショップの様子。真剣な表情です。

写真 Youth Ending Hungerの展示の一部。途上国の日常のひとコマ、水くみを体験します。

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