災害時外国人サポーター養成研修(第3回)
- 時期
- : 10月9日(土)
- 会場
- : 島根県民会館 308
- 参加人数
- : 33(一般参加者16、行政等参加者17)人
■内容
今年度、3回にわたって災害時外国人サポーター(大きな災害時に外国人住民に対して主に言語面でサポートするボランティア)の養成研修を行いました。今回がその最終回です。
まず、1回目(7月開催)と2回目(8月開催の実地研修)の研修を写真などを見ながら振り返り、今までの研修でどんなことをしてきたのかを思い出してもらいました。
その後、6グループに分かれて、「もし24時間後に地震が起きるとしたら、、、」という設定で、どう準備を進めておくとよいかを、話し合いました。 「松江」で開催した今回の研修でしたが、このグループワークでは、県西部で地震が発生することを仮定し、話し合いをしました。その後、各グループ毎にまとめたものを発表しました。
最後に、当センターより「*しまね国際センター災害時外国人サポーター登録」について説明をし、登録への協力を依頼しました。
*大規模災害時における外国人支援のため、この度新たに「しまね国際センター災害時外国人サポーター登録制度」を設けました。
講師:高木 和彦 (特活)多文化共生マネージャー全国協議会 副代表理事
■参加者の声
・備えがいかに重要かということを実感した。
・まとめとして振り返ることもできたし、改めて考えさせられました。
・実践やグループワークがたくさん組み込まれていて、たいへん有意義でした。
・災害がないことが一番ですが、いろいろ考える機会をもてよかった。
・このような研修は今後もしていくべきと思う。
■事業の成果と改善すべき点
万一災害が起きた時そして事前の備えにむけて、少しでも多く外国人住民の支援に役立てていけることが、この事業の成果につながると思います。今回初めてこのような養成研修を開催し、サポーターのみでなく、行政等も一緒になって参加し、災害時の外国人住民支援について学びました。さらに、外国人住民それぞれが事前に災害に向けて備える意識をもってもらうことも大切です。そのような意識啓発も地域と一緒になって取り組んでいけたらよいと思っています。
万一の場合に備えて、今後、体制を整えながら、準備を進めていきたいと思います。
■担当者のつぶやき
ちょうど、この3回目の研修の頃は、鳥取県西部地震から10年となる頃でした。 当時、SICが入っていた建物もかなり揺れ、棚が倒れたのを覚えています。 事務所にいたスタッフも、大きな揺れがおさまって歩けるようになったら、とりあえず、建物の外に避難しました。
それから、情報伝達の方法も進んできています。10年前はなかったのですが、今当センターでは多言語メルマガ配信をして、普段は生活情報などを配信し、災害時には災害情報を伝えていく予定にしています。 ITを使った伝達方法と、人から人への情報伝達、これをうまく利用しながら、よりよい支援に向けて取り組んでいきたいと思います。
2010年10月14日
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