SICレポート

平成21年度日本語活動ステップアップ研修(第3回)~活かし、動かし、つながるために~

時期
: 1月23日(土)、24日(日)
会場
: 浜田会場(県立大学浜田キャンパス)、松江会場(松江市市民活動センター スティックビル)
参加人数
: 19(うち松江会場 日本語グループ9名 行政2市3名、浜田会場 日本語グループ5名 行政2市2名)人

■内容

3回シリーズの第3弾「つながる」をテーマに、実施可能な連携について考え、午後からは行政担当者の参加も得て、具体的に連携して出来ることを探った。1回目、2回目で明らかになった市町による違いや各教室による活動の違いを認識しながら、今後の課題を市町ベースのグループごとに話し合いながら課題や要望などをまとめた表を作成した。

■参加者の声

・市役所の担当の方が来られ直接課題を話し合うことが出来今後の一歩が見えてきた思いがする。
・こじんまりしたものだったが、顔の見える研修でよかった。
・他の教室の運営状況がわかった。また新しい情報も利用していきたい。
・日本語教室の現状と“これから”がよくわかり、あらためてもう少しがんばって続けようと思った。
・行政との協力で、よりよい多文化共生ができればと思う。
・ボランティアのスキルアップ研修もお願いしたい。
・日頃の悩み、課題について皆で考えることができ良かったが、参加者が少なく残念だ。
・活動場所の確保に協力してほしい。

■事業の成果と改善すべき点

・ボランティアの方と行政の方が、同じ場で話し合いが出来たことは大きな成果だった。
・ボランティアの方に研修内容がうまく伝わっていなかった部分があり、今後はよりわかりやすく伝えるよう努力する。
・3回の研修では、教室でのテキストの活用方法や、教室の運営方法、問題提起と解決に向けて行政機関との連携などについて考えた。研修と研修の間には各グループで取り組む宿題もあり、グループ全体で考えていってもらえるよう機会を設けた。県内の日本語ボランティアグループが持つ課題や悩みは共通する部分も多く、参加者の方がこの研修会で得られたことを、グループ内で情報共有していただき、今後のよりよい教室運営に活かしていただきたいと思っている。

■担当者のつぶやき

3回シリーズの日本語活動ステップアップ研修でしたが、研修の意図を明確にお伝えできず、多くのボランティアの皆さんにご理解いただけなかったことを反省しています。しかし、今まで行政の方と直接お話をする場がほとんどなかったボランティアの方々にとって、顔のみえる窓口が出来たことが今回の研修成果だったのではないでしょうか。
活かし,動かし,つながる,ことを今後も関係の皆さんと一緒に考え、具体的に取り組んで生きたいと思います。

2010年2月15日
担当:兒玉

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