SICレポート

アンテナサロン「地震に備えよう!」in益田

時期
: 平成20年12月14日(日)
会場
: 益田市総合福祉センター
参加人数
: 外国人住民11人(中国8,タイ1,フィリピン1,アメリカ1)、日本人住民13人

■内容

益田市内の日本語教室に通う外国人住民等と一緒に、地震に備える防災講習を下記の内容で行った。
また、一部の中国人参加者のために、コミュニティ通訳ボランティア(中国語)の協力を得た。

(1)起震車による地震体験
(2)非常持ち出し品の提示
(3)怪我をしたときの対処法や搬送方法
(4)益田市の安全安心メールの紹介と避難場所の確認
(5)多言語メルマガでの災害時配信サービスの紹介
(6)交流会(質問や防災情報の提供)

≪共催≫
益田市、益田広域消防本部、益田市人権センター、
日本語ボランティアグループ「ともがき」と「ゆういの葉」

■参加者の声

<外国人住民の皆さん>
・地震を体験したことがないのでよい勉強になった。
・火の始末より、まず身を守ることが大事だと初めて知った。
・故郷の四川省での地震では、高層アパートに住む人たちはまずトイレへ避難したそうですが、家の中で一番安全な場所はどこでしょう?→(回答)建物の構造にもよりますが、脱衣所なども安全と考えられていますよ。

<日本語ボランティアの皆さん>
・日本語指導だけでなく、このような有意義な時間が持ててよかった。
・日本人でも興味深かった。

<市役所・消防署の職員の方々>
・初めての外国人住民に対する指導だったが、皆さん明るく熱心に参加してくれてよかった。
・交流の時間もあっていろいろと親しく話すことができ、楽しく仕事ができた。
・避難所の確認をしてもらえてよかった。

■事業の成果と改善すべき点

市、消防署の職員も交え、3つのグループに分かれて交流する時間を持ち、ハザードマップを広げたり、非常食の説明など、情報提供ができたことは有意義だった。
このような取り組みを広く周知し理解を深めるため、マスコミへの取材依頼を検討すればよかった。

■担当者のつぶやき

参加者も説明(指導)する側も笑顔あふれる講習でした。特に怪我人の搬送方法を学ぶ時は皆さん大奮闘!別れ際の「よかったわぁ~」「面白かった!」との声がとても嬉しかったです。
共催団体にはそれぞれお世話になりましたが、指導はもちろん、非常食の提供やこの日のためだけに起震車を手配してくださったりと、益田市と益田市広域消防本部の御協力に改めて感謝いたします。


2008年12月15日
担当:浅野悦代

写真 地震の揺れ体験!

写真 非常持ち出し品をみんなでチェック

写真 ふたりで運ぶ時はこうやって、、

写真 「益田市安全安心メール」の説明

写真 避難所を確認しよう!

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