SICレポート

平成22年度文化庁委託事業「生活者としての外国人」のための日本語教育事業 やってみよう!日本語ボランティア~養成講座(第3回)

時期
: 平成22年10月30日(土) 13:00-16:00
会場
: ラ・ぺアーレ浜田(教養室2)
参加人数
: 24人

■内容

日本語ボランティア養成講座、第3回目のテーマは
「やさしい日本語」を使ったコミュニケーションの創造
   ~ 日本語で話し、わかりあうために ~ 

今回講師としてお招きしたのは
大阪在住の日本語支援コーディネーター、安田乙世さん。

テンポよく関西弁を交えながら、楽しくわかりやすく「ことば」と「コミュニケーション」そして「やさしい日本語」について教えていただきました。

今回は実際に「日本語」から「(やさしい)日本語」へ翻訳してみたり、
日本語のあまり話せない外国人とお話をする場を想定して
自己紹介を体験してみる活動などもあり、受講者の皆さんも
多くの気付きや学びがあったようです。

「『やさしい日本語』は、優しい心で易しく使う。」
とても印象深い安田先生のお言葉でした。

■参加者の声

・日本語でわかりやすく相手に伝えることの難しさを感じました。文化の違いも考えながら接することも大切だなとわかりました。最後の自己紹介では、変な日本語になってしまい、伝えようとすると頭の中が混乱してしまいました。本当に難しいですね。

・普段何気なく使っている日本語について、外国人(日本語を勉強している)の目線から見るとどうなのか、気付くことができた。わかりやすい日本語とは何なのか、いろいろ考えていると、日本語が難しく感じるようになってきます。

・言語外コミュニケーションによって伝わるものがとても多いことに気付きました。日本語ボランティアをするときには、言葉が通じない分、そういう部分を大切にしていきたいと思います。

・とても面白かった。外国の方とも話してみたいです。

■事業の成果と改善すべき点

日本語ボランティア未経験者の方はもちろんのこと、すでに日本語教室にて活動されているボランティアの受講者の方からも「とても勉強になった」「これからの授業に活かしていきたい」といった声が多く聞かれ、とても有意義な時間となりました。

■担当者のつぶやき

「日本語は外国語でした」という受講者の方の言葉からも伝わってくるように、皆さん普段使っている日本語が新しいものに見えるような感覚を抱かれたようです。終始笑いの絶えない楽しい講義をしていただき、受講者の方同士の親睦もまた深まったようでした。

2010年12月16日
担当:佐々木

写真 安田先生

写真 グループワークの様子

写真 言葉を使わず、グループ分けにチャレンジ!

写真 「わかりやすい日本語」で自己紹介

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