SICレポート

平成22年度市町村・国際交流団体等連携会議 隠岐 6/26

時期
: 平成22年6月26日(土) 14:30-16:00
会場
: 隠岐合同庁舎 別館第2会議室
参加人数
: 5人

■内容

毎年県文化国際課と共催で県内数か所で行う連携会議ですが、今年は新しい試みでできるだけ多くの方々に参加していただけるよう、週末の開催となりました。

県からの国際化推進施策についての説明に続き、しまね国際センターの事業概要とお知らせをしました(災害時外国人サポーター養成研修の開催について、外国人住民向けに今後市町村窓口で配布して頂くSICのサービス紹介カードについて、等)。

その後、これも新しい試みで参加団体の方々の声を聞き、意見交換する多文化共生ワークショップの時間をもちました。この場だけで解決は難しいような課題も、今後松江・浜田会場で意見・アイディアをつのり他の事例をヒントに解決へ向けて動き出せる良いきっかけとできるよう、各会場で出された意見を後で集約してフィードバックする旨も伝えられました。

■参加者の声

(主に日本語教室より)
・教室の時間が合わなかったり交通の便が悪かったりして学習者が減っている。
・潜在的に学びたい人は多いと思われるが(外国人登録者が島後だけで60人もいることには、増えたなという印象)参加に至っていない。外国人住民が分散して住んでいることもあり、教室へ通うための交通手段がない人もいるようだ。
・ボランティア不足は続いていて知り合いを誘ってみても「教える」ということに対して身構えてしまう人が多い。
・「ボランティア」の意識が人々の間に浸透していない。
・SICのホームページを見てボランティアに興味があって連絡をくれた方もいる。これからも教室の存在を広報する必要がある。

■事業の成果と改善すべき点

県・センターからの一方的な説明で終わらないようにという配慮が随所で感じられ、参加された団体のみなさんも日ごろの活動・生活で感じるところを率直に語って下さいました。
毎回参加者が限られているのが残念。市町村の関係者にも重要な課題を共有していくために席についていただけるような働きかけが必要と思われる。

■担当者のつぶやき

隠岐は地理的な条件からどうしても遠く感じてしまうことがありましたが、今回日本語教室の活動を続けておられる方々の生の声をお聞きできたことで、少し実情を理解することができるようになりました。学習者の子どもさんも一緒に参加されて、和やかなムードで会が進みました。学習者さんがアンケートに記入する際に子どもさんに漢字を読んでもらったりボランティアの先生に漢字をチェックしてもらったりする姿に、日々の教室活動の様子がしのばれました。

2010年7月 2日
担当:曳野

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