SICレポート

北東アジア交流の翼inしまね事業 ホームステイ業務

時期
: 8月1日(土)~2日(日)
会場
: 島根県東部
参加人数
: ホストファミリー20家庭、中国青年11人、韓国青年7人、ロシア青年2人

■内容

 毎年、夏に開催している「北東アジア交流の翼inしまね」にて、プログラム期間中に行われる1泊2日、ホームステイのコーディネートをSICが担当しました。
 8月1日(土)お昼、松江市内のホテルにて、外国青年とホストファミリーの対面の場である歓迎交流会(ウェルカムパーティー)を開催。その後、それぞれのご家庭へ。翌2日(日)の夕方にくにびきメッセ玄関ロビーへ集合し、ホストファミリーとの別れを惜しみました。

【北東アジア交流の翼inしまねとは?】
 平成14年度より、毎年夏に行っている「交流の翼」事業です。(主催 島根県 参加者累計194名/平成20年度まで)
島根県と交流のある北東アジア地域の青年達が来県し、地元の青年達と約1週間、県内各所にて日本の文化体験やスポーツ、ホームステイなどを通して交流を深めることを目的としています。
今年は中国、韓国、ロシアの各国青年20名が島根にやって来ました。

■参加者の声

【中国青年】
・大変心のこもったおもてなしを受け、ホストファミリーが大好きになった。
・日本の生活を実際に体験できてとてもうれしかった。
・日本の家庭は環境意識が強く感心した。
・外国語の重要さを痛感した。帰国したら一生懸命、日本語を勉強しようと思う。
・はじめて日本のラーメンを食べ、着物を着せてもらった。
・観光で行った出雲大社で結婚式を見ることができ、本当にいい経験になった。
・中国のことにも興味を持ってくれ、たくさん話をした。
・ホームステイは時間が短かった。もっと長くすれば相互理解が深くなると思う。

【韓国青年】
・日本の「お父さん」「お母さん」ができた!また冬に来る約束をした。
・プログラムの中でホームステイが一番印象に残った。
・日本語が上手ではなかったが、ホストファミリーが韓国語を調べながら優しく話をしてくれた。別れの時は涙が出た。
・短い間だったがすぐに親しくなった。別れる時はお互いに泣いてしまった。やっぱり一日は短いと思う
・ホストファミリーと私の家族との交流がはじまるきっかけとなった。
・もっとよい思い出をたくさん作るためにホームステイの期間を長くしてほしいです。

【ロシア青年】
・とても親切にしてくれたホストファミリーに感謝している。堀川遊覧など、とてもおもしろかった。今回の旅を一生忘れない。
・自分のホストファミリーが一番だったと思う。着物を着せてもらったり、花火を見たりとてもよかった。日本人の生活を知ることができた。

【ホストファミリー】
・初めての日本でとても楽しそうにしてもらったのがうれしかった。
・お茶をたてたり、一緒に日本的な文化を体験できてよかった。
・日本語学科の青年で日本に対して何でも興味、関心があり驚いた。
・花火大会に行く時、浴衣を着せてあげてたらとても喜んでいた。
・たった一泊だったが、我が家をとても気に入ってくれた。
・初めて受入れをしたが、青年が明るくよい印象を持った。
・家族、特に子どもたちにとって、とてもよい経験になった。
・日本語がとても上手だった。食事もよく食べ朝ごはんもおかわりしてくれてうれしかった。
・初めての受入れであったが、以外にも日常生活を体験することを喜ばれた。観光するより普段の生活を体験してもらうことも良いことなのではと感じた。
・日本に来て様々な行事が続き、かなり疲れている様子だった。ホームステイの過ごし方は本人の希望を聞いて決めることが大切だと感じた。
・言葉が十分に通じない部分があった。中国青年だったので筆談でなんとかなった。
・「日本語ができる」とのことだったので安心して受入れたが、全く話せなかった。正確な情報をだしていただきたい。
・1泊2日は短い。ホームステイをもう少し長くしてほしい。

■事業の成果と改善すべき点

・ホストファミリー募集の広報を早めに行った。新聞掲載、HP掲載などの他に県東部の語学教室、関連施設などにも広報を行った。周知活動として今後も続けていきたい。
・毎年、青年とのお別れがあっけないとの声があったので、今年は別れる際にホストファミリーへ手紙を渡した。今後もこのような企画を続けていこうと思う。
・特に中国青年を受け入れたご家庭から、日本語が出来ると聞いていたのに実際は出来なかったという声があった。事前の語学力の把握はなかなかむずかしいができるだけ正確な情報を提供していきたい。
・青年にペットやハウスダストなどのアレルギーがあるか確認はしていたが、苦手な動物なども確認が必要だと感じた。
・今年は特に1泊2日は短いとの声が青年からも、ホストファミリーからも多かった。

■担当者のつぶやき

ホームステイが終了し、お別れの時は別れを惜しみ泣いている青年やファミリーが多く見られました。今年は特に1泊2日は短いとの声が青年からもホストファミリーからも多く、よい交流をしていただけたのだとうれしく思いました。
何事もなく無事に終了し、ホッと一安心。でもホストファミリー宅への青年の忘れ物が多かったかな?(笑)
また、お忙しい中、ホームステイを引き受けてくださったホストファミリーの皆様には心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。今回来県した外国青年達も、島根ファンになり、また来てくれることを祈っています。 
謝謝! カムサハムニダ! スパシーバ! だんだん♪

2009年8月28日
担当:佐貫 恵

写真 中国、韓国、ロシア青年整列!

写真 ホストファミリーとの対面

写真 寧夏(中国)「長拳と習字」のパフォーマンス

写真 ロシアのゲーム「ルチヨク」をみんなで楽しみました。

写真 パワーポイントを使って韓国紹介

写真 別れの風景。ホストファミリーとの別れを惜しんでいます・・・(涙)

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