SICレポート

平成20年度日本語教室ネットワーク会議「日本語教室で達成感を味わう!~学習者と共に~」

時期
: 平成21年3月14日(土)
会場
: 島根県立男女共同参画センターあすてらす(大田市)
参加人数
: (益田、大田、邑南、松江)8人

■内容

地域の日本語教室の中での実践的な指導法だけでなく、ボランティア同士の情報交換の場となり、また、今後の活動について考えるエンパワーメントの場となるように、ワークショップ形式での研修を行った。

講師:鳥取大学国際交流センター 御舘久里恵さん
内容:
10:10~12:10 日本語教室ごとの紹介
13:10~15:10 ウェブサイトからの教材紹介
グループワーク
  ・教材作成に時間をかけず、簡単に準備できるもの
 ・どうすれば仲間作りができるのか?
 ・一回完結型の内容

■参加者の声

・講師の実践が活かされた話を聞くことができた。
・文法のみの学習だけでは、パターン化しやすかったが、目の前の学習者との会話の中からテーマを決めていく方法もある事に気付かされ参考になった。
・会議だという認識がなかったので、研修の要素が少なく残念だった。
・文法積み上げ式の形態をとっていて、少し難しかった。

■事業の成果と改善すべき点

・教授法ではない、目の前の学習者からテーマを決める学習方法を紹介した。
・それぞれの日本語教室の現状を知ることができた。
・公民館活動や地域行事等を通して、より多くの方々との結びつきの機会をつくることができるよう、行政の方にも参加していただけるような内容と日程を考慮していきたい。

■担当者のつぶやき

今回の研修の中で、「なぜ日本語ボランティアをするようになったのか?」を問いかけるワークショップがあり、あらためて自分を見つめ直された方もおられたかもしれません。
 また、日本語教室が教材を使った学習の場だけでなく、ボランティアの方々との何気ない会話から、「知りたいけれどどこに聞けばよいのかわからず困っていたことが解決できる場」であることにあらためて気付かされました。少し視点を変えてみると、まだまだ違うものが見えてきそうです。
 日本語教室のボランティアの皆さんが作り出される空間に、より多くの外国人住民の方々が集い、そこから地域の人々との新たなつながり(多文化共生)が生まれれば素敵ですね。

2009年4月22日
担当:兒玉真由美

写真 インターネットでの教材紹介

写真 グループワーク  思案中・・

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