SICレポート

アンテナサロン「地震に備えよう!」

時期
: 平成20年9月18日(木)
会場
: 島根県立大学(浜田市)
参加人数
: 外国人25人、日本人9人、計34人

■内容

島根県立大学、浜田市消防本部と共催し、主に留学生を対象に、地震に備える防災講習を行った。

(1)起震車による地震体験
(2)非常持ち出し品の提示
(3)怪我をした時の対処法や搬送方法等
(4)避難所の確認と備蓄品(非常食、簡易トイレ、毛布等)の展示<協力:浜田市防災交通係>
(5)多言語メルマガでの災害時配信サービスの説明
(6)交流会(各国の防災情報の交換)

■参加者の声

<留学生等の皆さんの声>
・中国ではこのような講習を学校でもしたことがないので、とてもよい経験だった。
・怪我人を搬送する担架の簡単な作り方が興味深かった。
・怪我をしたとき、食品用のラップフィルムを止血に使うことが勉強になった。
・災害時に、今日学んだことを活かして人を助けたい。
・ロシアでは、持ち出し品として自動発火装置が簡単に手に入るので、プラスチックや紙の食器より、直接火に掛けられる金属製の食器が便利ですよ。

<県立大学の職員の方の声>
・留学生のいる寮でも避難訓練をするが、また違った防災講習でよかった。
・交流会では、留学生の質問に対し消防署の方がいろいろとアドバイスをしてくださった。

<消防署・市役所の職員の方の声>
・留学生の皆さんと親しく情報交換できる時間が取ってあってよかった。
・国に帰られてからも、この講習で学んだことをいろいろな人に教えてあげてください。
・今後もこのような外国人の方対象にした、防災講習の機会を考えていきたい。

■事業の成果と改善すべき点

今回は起震車が活用でき、参加者全員が地震体験ができてよかった。また最後には消防署、市の職員も交え、4つのグループに分かれて交流を図った。中でも各国の防災事情等を話し合ったり、更にそれを全員で共有する時間を取ったことは有意義だった。
しかし、このアンテナサロンについて地域住民にも周知を図ったが、平日でもあり参加者が得られなかったことが残念だった。

■担当者のつぶやき

起震車も登場するなど、盛り沢山の講習は参加者の皆さんにも喜ばれホッとしました。「日本語が堪能なので、いざという時に、もし可能であれば通訳としてもお手伝いしてくださいね」との投げかけに、快く頷いてくれた留学生の皆さんありがとう!!!
最後に、県立大学を始め、浜田市消防本部、浜田市には、御協力に改めて感謝いたします。

2008年9月29日
担当:浅野悦代

写真 震度7を体験「揺れますよぉ〜」

写真 熱心に聞き入る参加者の皆さん

写真 すぐできる担架の作り方!

写真 簡易トイレと備蓄品の展示

写真 試食してみてね。お土産は非常食

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