SICレポート

日本語教室で防災を学ぼう!

時期
: 平成20年1月27日(日)
会場
: 浜田公民館
参加人数
: 外国人17人、日本人9人 計 26人

■内容

浜田市内で、日本語ボランティアや学習者を対象に浜田市、浜田市消防本部や浜田国際交流協会と共催して防災を学ぶ講習会を開催した。 (通訳:英語、中国語)

1.浜田市消防本部
   ・非常持ち出し品の説明
   ・怪我をした時の対処法や搬送方法等
2.浜田市総務課
   ・防災時の有益な情報について
   ・備蓄品について(毛布、簡易トイレ 等)
3.しまね国際センター西部支所(SICW)
   ・非常食の試食
   ・多言語メルマガでの災害時配信サービスの説明と登録方法について

■参加者の声

アンケート結果から防災の為の有益な知識を学んだという声が多く聞かれた。

(外国人の声)
 ・地震の時の対応がわかった。
 ・日頃からのあいさつがいざという時に自分を助けてくれる。
 ・隣人の為に所在を書くことを知った。
  (口紅でドアなどに書くと消えにくい)
 ・自分の国では台風や地震がないので今回の講習は役に立った。
 ・もっと集中的な講習を外国人にわかるように企画してほしい。

(日本人の声)
 ・消火器の使い方がわかった。
 ・身近な物を使っての搬送方法
 ・今回参加できなかった人のために日本語教室でもう一度学習したい。

■事業の成果と改善すべき点

まず、参加してくださった皆さんに防災の知識を持ってもらえたことは良かった。
防災イベントとして新聞記事、石見ケーブルビジョンでも取り上げられ、広く日本語教室の存在や外国人住民についても知ってもらえる機会になった。
さらに今後、市の防災対策のなかで外国人への配慮も改めて考えてもらえると思う。
また、反省すべきはQ&Aの時間を充分取れなかったことだった。

■担当者のつぶやき

西部地域での初めての防災講習だったが、浜田市消防本部職員の方のユーモアを交えての講習となり、楽しみながら学んでもらえたように思う。特に地域の人との簡単な挨拶(コミュニケーション)が、いざという時自分を助けてくれることを一人でも多くの外国人住民に知ってもらい、「日頃から出来ること」から実行していってもらえればと思う。

最後に御協力下さいました日本語教室「いち・に・さん」、日本語教室「マリン・トークの会」、浜田市、浜田市消防本部、浜田国際交流協会の皆様、本当にありがとうございました。

2008年2月14日
担当:兒玉真由美

写真 本当に必要な持ち出し品って何?

写真 木材と衣服でタンカが出来る?!

写真 防災についての話、真剣です!

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