SICレポート

「外国人住民のための入管法など改正の説明会」

時期
: 2012年 ①6月24日(日)、  ②7月1日(日)、 ③7月8日(日)
会場
: ①島根県民会館(松江市)、 ②島根県立大学浜田キャンパス(浜田市)、 ③出雲市役所くにびき大ホール(出雲市)
参加人数
: ①26名(外国16:フィリピン6、中国6、韓国6、ベトナム6、バングラデシュ6、 日本10) ②36名(外国25:フィリピン12、インドネシア7、中国5、不明1、日本11) ③54名(外国30:フィリピン24、中国4、ブラジル1、モンゴル1、日本24))人

■内容


2012年7月9日に新しい在留管理制度がスタートしました。
外国人登録制度が廃止され、「在留カード」に変わりました。
外国人住民向けにこの改正について、知ってもらい、今後の島根(日本)での生活に役立ててもらおうと、松江・浜田・出雲の3地域で説明会を開催しました。
入管での手続きや、市町村役場での手続き、在留カードについて、また出入国時の流れなどについて講師の方に説明をしてもらいました。(通訳有)
また、多文化共生や外国人支援に関わっておられる日本の方の参加もありました。
質問の時間には、参加者からは多くの手が挙がりました。

講師: 松江会場(広島入国管理局松江出張所 所長 竹下宏治 さん、松江市役所 市民課職員)
    浜田会場(行政書士 鎌田澄 さん)
    出雲会場(行政書士 鎌田澄 さん、出雲市役所市民課職員)


主催:島根県、(公財)しまね国際センター
共催:①松江市、③出雲市

■参加者の声

・説明を聞いて、新しい在留カードのことが全体的に理解できました。
・丁寧にゆっくり説明していただきよかった。
・疑問が多かったですが、でも説明はわかりやすかったです。
・適切なアドバイスをしていただき、よかったと思います。
・子供のことが不安です。
・転居届の告知が大事。
・手続きなどで混乱が生じると思う。

■事業の成果と改善すべき点

外国人住民への制度・法律に関する説明は当センターとしては初めて開催しました。制度改正について説明したことは、今後多文化共生をすすめていくためのひとつの大切なことです。 今回の説明会は、行政(市町村)の国際担当課だけでなく、役場の市町村民課とともに考えてすすめていけたことは、よかったと思います。開催については、急遽決めたこともあってか、周知が行き届かなかったところもあると思いますが、日頃からの「情報提供」という面でも今後市町村とともによい方法を考えていきたいと思います。 

■担当者のつぶやき

外国人住民、関係機関等の方の関心がとても高い一方、改正の内容について、国から該当者への周知の難しさを感じました。日頃外国人住民への「情報提供」について試行錯誤していることが、ここにも現れているように感じました。今回のことをきっかけにしながら、外国人住民の方にも暮らしやすい地域づくりを関係機関とともに進めていくことができたらよいと思っています。

2012年7月 7日
担当:目次(県文化国際課配置)

写真 松江会場

写真 浜田会場(行政書士の方からの説明を聞く)

写真 出雲会場

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