お知らせ

在ブラジル島根県人会創立55周年等記念式典について

在ブラジル島根県人会では、県人会創立55周年、島根県民移民100周年、県費留学生制度制定40周年を記念して、平成23年8月21日に記念式典が開催されることになり、在ブラジル島根県人会長から、次のとおりメッセージが寄せられました。


島根県民の皆様へ

県民の皆さまには日頃より、在ブラジル島根県人会に対し、一方ならぬご厚情を賜り、衷心より御礼申し上げます。
1970年代後半から"眠れる大国"と言われ続けて久しいブラジルがやっとその永い眠りから目覚め、今や、世界経済を牽引する4新興国"BRIC's"の一角を占めるまでに飛躍的な経済成長を遂げつつあります。                        
日本の24倍の国土を持ち、しかもその70%が耕作可能な肥沃な大地、そこから産出されるありとあらゆる豊富な農産物や畜産物、一方で鉄鉱石や石油をはじめとする無尽蔵な埋蔵量を誇る各種鉱物資源。世界でもブラジルほど各種の天然資源に恵まれた国は見当たりません。
経済成長率は7%を超え、車の保有台数は日本に次いで世界第4位、欧米のビジネスマナーがすっかり定着したブラジルは今や国際企業にとっては"BRIC's"の中では中国を抜いて格付け信頼度が最も高い国にランクされております。
 2014年の世界サッカー選手権大会、2016年のオリンピック開催を控え、今やブラジルは急ピッチで経済成長の足取りを速め、先進国の仲間入りを目指して成長路線をひた走っております。
 日本ではファベイラ(貧民街)の水害のニュースやリオ市の治安の悪さ等が盛んに喧伝されておりますが、これらのマイナス要素をしっかり差し引いても、ブラジルには世界中から、人々を惹きつける魅力が語り尽くせぬほどたくさんあります。                                    
あらゆる生物が生息するアマゾン流域の大ジャングル、大湿原、大西洋に面した4千KMにも及ぶ至れり尽くせりの高級海岸リゾート地、1200万人ものあらゆる人種、民族が生活する人種の坩堝、サンパウロ市。そこでは世界中の各国名物料理が居ながらにして賞味出来ます。サンパウロ市から、飛行機で3~4時間、少し、足を延ばせばチリ、アルゼンチン、ペルーもすぐ目と鼻の先です。そこでは古代の遺跡をはじめ、日本とは全く異質の異国情緒が体感できます。
当県人会では来る8月21日(日)に当県人会創立55周年、島根県民移民100周年、県費留学生制度制定40周年を同時に祝するための大きな記念式典の開催を予定しております。是非とも、島根県からも官民挙げての大規模な慶祝団のご来伯を当会の会員一同、心からお待ち致しております。
 シニア世代の旅の楽しみとして、若者の異文化、異国体験の機会として、企業のビジネス開拓のチャンスとして、どの切り口から眺めてみてもブラジルの魅力は尽きません。         
この機会に是非とも県民の皆さまには"躍進するブラジル"をご自身の目でお確かめ頂きたいと念じております。
              
  2011年2月1日       在ブラジル島根県人会 会長  足立 操

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